「写真の部」申込み作品一覧

申込数5(2020/09/09)
 
001 大正浪漫JR美袋駅 クリックで拡大します↓
大正14年に開通した国鉄伯備線美袋駅の当時のままの姿を残している木造駅舎。大正時代の地域の人々の鉄道に対する熱い思いが詰まっていて、平成20年には国の有形登録文化財に指定され、玄関前に丸い郵便ポストも復活。駅舎内には商工会の事務所とギャラリーが設置され、大正浪漫漂う駅舎として地域住民に愛されている。商工会では、「美袋駅の部」を設けた写真コンクールを開催し、駅舎を愛する人々の思いに応えている。木造駅舎の良さを生かし、引っ越し会社のテレビコマーシャルや映画の撮影にも活用されている。平成30年の西日本豪雨では、昭和9年の室戸台風以来となる洪水に襲われ、ホームまで濁流が押し寄せたが、駅舎は被災を免れた。避難所へ行くことが出来ず、駅舎で夜を明かした人もいた。この写真は、令和元年にこの地域の復興のシンボルとして地域の人々によってイルミネーションが飾られたものである。
 
002 矢萩の森「わんぱく砦」
日本の建築用木材の代表格といえばヒノキではないでしょうか。加工が容易な上に緻密で狂いがなく、日本人好みの強い芳香が特徴です。正しく管理されたヒノキの建築物には千年を超える寿命を保つものもあります。農林水産省がまとめた2018年木材統計で、岡山県のヒノキの丸太生産量は21万8千立方メートルと、全国で1位となっています。写真の作品は岡山県吉備中央町にある矢萩の森キャンプ場の「わんぱく砦」です。ヒノキの立木5本を柱にして、同じくヒノキの間伐材を横架材にして築き上げています。棟木にシートの屋根を架ければ雨露もしのげて宿泊することもできます。ヒノキの森にそびえ立ちヒノキの成長と共に育つ、わんぱく心をくすぐる作品です。
 
003 岩国の誇り、未来へ
国の名勝に指定されている錦帯橋です。現在世界文化遺産登録を目指しています。私は錦帯橋畔のホテルに勤務しており、その春夏秋冬を楽しみながら通勤しています。
錦帯橋は、1673年岩国藩主吉川広嘉公により創建されたものです。橋の考案のきっかけは諸説ありますが、ある日吉川公が薄く四角に切ったお餅を網の上で焼いた所、お餅全体がU字型に反り返り、それをひっくり返して箸で上から突くと、弾力があり割れにくかった事から編み出したとの話もあり、私はこの説にロマンを感じます。主に6種類の木材と巻き金・かすがいで構成されている重厚な五連アーチ橋の造形美に、木の温もりも感じます。特に創建当時と同じ橋桁の木組みの複雑さと美しさが一番の魅力です。
錦帯橋は今でも岩国市民の憩いの場であり、近隣住民の生活道路の一部としても利用されており、私達市民にとって身近な存在であると同時に、世界に誇れる唯一無二の宝物です。
004 パッシブハウス
昔ながらの建物や古くからの建築物を最初は選ぼうと思っていたけど、あえて住宅を選びました。理由としては、住宅は昔からあるもので何千年前〜現代に至るまで数々の進化を遂げてきて「良い家」を求めて今も建築家の人達は勉強や鍛錬をしてきていると思います。そしてこの写真の家は現代の家の完成系だと思います。まず注目してほしいのが窓の多さです。南側に多く取り付けられた窓は太陽の光を多く取り入れて室内に暖かさをもたらします。窓を開ければ風が入り室内の熱を逃して換気もできます。つまりこの働きが何を意味するかと言うと、冬は暖かく、夏は涼しく「設備」に頼らなくてもいい住宅を実現していると言っても過言では無いと思います。確かに現代において設備は発達して窓の無いような空間でさえ快適に過ごせるまでのものもありますが、それは違うんじゃないかなと僕は思います。全ての家が毎日ここで紹介した住宅のように設備に頼らなくてもいいような家になれば少しでも何か変わることがあるんじゃないかと思います。僕はこの家を撮った時にこんな事を考えていました。
 
005 峠の茶屋
岡山県真庭市別所大字吉念寺にある醍醐桜の入り口に建つ茶店.桜が満開の頃は人も多いのでしょうが,夏はひっそりしています.醍醐桜の由来は,隠岐にながされる醍醐天皇が立ち寄ったという説がありますが,醍醐とは,本当の楽しさとか,最上の味とか,最高の意味があります.醍醐桜って,意外と最高の桜という意味かもしれませんね.最高の桜を見に来る人達が立ち寄る茶店は,壁もベンガラで実に岡山ぽくて,観光用によく計算された建物だと思います.桜のシーズンだけなく,真夏でも,醍醐桜までの道は,地元の方々が草刈り,溝掃除など,手を入れて綺麗されています.この地区の象徴的な役割も,この建物は果たしているようです.ただ,醍醐桜側にこの店が建っていたら,もっと良いアングルの写真が撮れていたのにと思えて残念です.